コミティアの原稿の最中、武装神姫に色々お世話になっているうちに、ついつい新しい子を頼んでしまいました。箱を開封したのはコミティア後、なんですが。
「飛鳥」いいよかわいいよ。久しぶりの神姫なのですが。最近のはグッとよくなってるのですね。部品を差し込むボス穴の節度感とか、しっとりと艶の消えた表面処理とか。「飛鳥」の造形はほんとしきしま好みで、足を黒子からぶん取ってくるととてもいい感じです。巫女装束と零戦の意匠の組み合わせというそら恐ろしい難題を見事に昇華した神デザインといえましょう。
それにしても他の神姫はジェットで空を飛び光学兵器で武装してるのに、そこにレシプロ推進で20ミリ機関砲と航空爆弾で立ち向かわなければならない飛鳥が哀れでなりません。んん、そこがいいんですが。
さて本題。
一時期色々騒動がありましたが、「かぐや」の撮影したハイビジョン画像の高解像度版がNHKから公開されました。おめでたい話ですがなんというかやるせない話。
2000年にNHKがNASDAに対しハイビジョン搭載を申し入れ、それじゃ不公平だからとNASDAがカメラ搭載の一般公募を行い結局他社は手を上げず、搭載が正式に決まったのが2001年末。それから開発に5年以上。重量の関係から宇宙専用部品を使うことが出来ず、テストにテストを重ねて民生品の宇宙転用を行ったと聞きます。ハイビジョンカメラ自体ははISSにも持ち込まれていますが、「かぐや」に搭載されたカメラはそれよりも遙かにシビアな環境に耐えられるべく鍛え上げられたカメラです。
本来なら地球の出が撮影された時点で関係者は曇り一つない万雷の拍手を浴びる権利があったと思うのですが、最後の最後でNHKは汚点を残してしまいました。今回の英断で、とりあえずはそういったわだかまりが解消されたことを素直に喜びたいと思います。東奔西走されたであろう関係者の皆様ありがとうございました。
公開つながりでもう一つ。JAXAから「かぐや」のドキュメンタリーが公開されました。30分ほどの番組ですがとてもいい感じ。ウチの本を読んでくださる方であれば楽しめる作品だと思います。ニコ動アカウントのない方は「こちら」からどうぞ。
レスありがとうございます。
投稿情報: ライトフライヤー | 2008/05/28 10:02
>ライトフライヤーさん
遅レス申し訳ありません。
あんまり裏取ってないのですが、実のところこれまで運用された日本の大型衛星は病気を抱えている衛星が少なくありません。さすがに突然死は無くなりましたが。健康体というと「だいち」と「ひまわり」ぐらいなのかな。
個人的には今更感もないわけではないですが、信頼性の対策は上手く進んで欲しいな、と思います。地上で10年かけて開発して突然死となるのでは本当に救いがありませんから。
投稿情報: しきしま@管理人 | 2008/05/28 04:24
ドイツには、東欧製の戦車に乗って
遊べる村があるらしいです。
東欧の廃車屋においてあった戦車を輸入して修理したものらしいです。廃車屋に
戦車がおいてあることがすでに驚き
ですが。
ただし砲身はもちろん砲頭部もないので
写真を見ているとなんだか
トラクターにしか見えませんが。
でも行ってみたくなりましたベーアフェルデ村に。
投稿情報: ライトフライヤー | 2008/05/18 13:28
4月11日朝日新聞記事の話に
なりますが、それによると最近、日本の
衛星に軽い故障が相次いで発生して
いるため、宇宙航空開発研究機構では、
専門のチーム立ち上げたらしいのです。
トラブルは月周回衛星「かぐや」のセンサーや技術試験衛星「きく8号」では
一部のエンジンなどにも発生している
ということです。
エンジンやセンサーなど軽いとはいえ
故障したら困りそうな箇所なので
心配しています。
投稿情報: ライトフライヤー | 2008/05/18 13:04