古い話で恐縮ですが、先週の日曜日、Jaxa-iにはやぶさの生みの親とも言える川口プロマネと、はやぶさの熱構造試験モデルが来るというので、取材も兼ねて出かけてきました。
初めてお目にかかる川口「はやぶさ」プロジェクトマネージャーは、なんというかテレビでの想像のまんまの人。込み入った内容の話題を切れのいい口調で理路整然と進めていきながらも、その裏では凄い自信と熱量の感じられる凄いヒト。冷たい熱血漢とでも言えばいいのでしょうか。この人がいなければはやぶさは実現しなかった、と言われたのがよく分かる。この親にして、あの子あり、ですな。
トークショーの最後では、”現時点では世に出してはいけない”イトカワ地表の精細画像データを川口プロマネの講釈つきで見られるという幸運にも恵まれました。 1時間半に渡って繰り広げられる、はやぶさ運用の裏話やイトカワ講義。いままで個人的にも何年かはやぶさをリサーチしてきたわけですが、その疑問点や想像で補っていた部分をがリアリティで埋めていくという作業は何にもまして面白いものです。
もう一つの目的であったはやぶさ・熱構造モデルは、実物大模型といいながらも、はやぶさの試験や運用時の検討にも使われているということで、ある意味、双子の片割れと言ってもいいんじゃないのでしょうか。
ディティールの再現性には勿論、難があるのですが、それでも太陽電池パドルの裏側のディティールが判明したりと、かなり参考になりましたが・・・まわりで写真を撮っている人は皆、携帯で写真撮ってるんですよ。そんな中で一人、魚眼付きのカメラ持って右往左往する様は、ちょっとまずかったかなあと・・・いやそんなこと無いですよね。きっと。・・・うん。
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