
冬コミの準備もしなくちゃねとかそんな季節になりましたが、筑波宇宙センターの一般公開に行ってきました。国際航空宇宙展にも出かけてしまったので日程的に実はかなりカツカツ。朝から風邪気味で早めに切り上げようとか考えてたものの、シャトルバスを降りて目の前のH-2を見れば体調も回復してしまうあたりすっかり別の病気です。
きっちりレポートを作っているといつになるか分からないので、しきしま的展示物ベスト3を駆け足で。

その一。これまではずっとスルーしていたISS関連の展示に初めて足を運んで見かけた実験ラック柄のパーティーション。正直これはとても欲しい。こういう洒落の聞いたアイテムこそつくばの土産物屋において欲しい。 日本で一番地価の高いところは1平方メートルで2000万くらいらしいのですが、「きぼう」の地価っていくらくらいになるんでしょうね。

その2。いわずとしれた「秀吉の「黄金茶室」」ではなくて、HTVのエンジニアリングモデル。頭の予圧モジュールがくっついてないのがとても残念。人が写っていないので大きさが分かりにくいですが、これだけで二階建ての建物ぐらいの大きさがあります。実機は予圧モジュールがついて10m位になるので3階建ての建物くらい。

上とは色違いのHTVの模型。航空灯が光ります。側面(写真だと下面だ)にでかい開口部が開いたままなのは、NASAからのお客さんも含めて誰もが驚くのだそうな。実機はちゃんと航空灯を点滅させながら自律航行するとかとっても楽しみどころのある宇宙機。本にしたいなー。

その3。「かぐやの活躍コーナー」プロジェクトのお兄さんと子供たちのぼけ突っ込みを交えた月講座。こういうの地味にいいなーと思います。雰囲気はかなりユルユルですが講義の内容は前日に世界中に発表されたばかりのシャックルトン・クレータだったりするからあなどれません。
宇宙関係のイベントってのは、自衛隊なんかのイベントと比べると出し物が地味・・・というか分かりにくいので、よい解説を聞けるか聞けないかでイベントの印象が決まってしまうような気もします。自分は職員の方の話を聞くのが目的で出かけるのでなんだかんだとイベントでは一日中話しているのですが、人工衛星ってのは実物が無いので、会話の時も説明のボードかパンフが有るだけなんですよね。ほとんどの方は「何を質問したらいいのか分からない」状態でしょうから、そういう会話の取っかかりになるような、くだけたパンフや展示物があればよいかなと思いました(今年は人工衛星カードなんかもあって、あれはとても良い取り組みだと思います)。
むさいオタクの長い質問に丁寧に答えてくださった職員の皆様、今年も大変にお世話になりました。
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