最近、にっちもさっちも行かなくなってしまって、とりあえず全てを放り投げて「防衛技術シンポジウム」に行ってきました。○防のイベントは、どうしても時間が取れなくてもう何年も行っていなくて、久しぶりの生ミサイル、生魚雷に大変テンションがあがりました。
あんこが入っていないとはいえ生魚雷や生ミサイルやエンジンや砲弾がならび、本職の解説員が質問にも答えてくれる。なにここ天国?(╹⌓╹ )みたいな・・・。
・先進技術実証機「心神」
・将来護衛艦コンセプトモデル
・無人化ジムニー
・無人化ジムニー
・心神:2016年初飛行を目指している先進技術実証機。質問する時間が無くて写真だけ。とりあえず塗装はこれで本決まりだそうです。他の方の書き込みによるとT-2キャノピの流用がT-4からの流用に変わったそうで、過去に公開された実物大RCS試験機に比べて後方視界がグッと良さそうな感じになってます。
ちなみに賛否両論ある「心神(しんしん)」というネーミングですが、古事記の一節「心神(わがたましい)を傷(いた)ましむるなかれ」を由来としているのだそうで。ちきゅうを観測するから「ちきゅう」とか資源を探査するから「しげん」みたいな風潮が少なくない中で、こういうの凄く良いと思うんだけど・・・
・将来護衛艦コンセプトモデル:将来の軍艦の姿を模索すべく検討されているコンセプトモデル。お話しを伺う中で印象に残ったのは、かっこわるいデザインにすると運用側(現場)が嫌がる、という話。これは決してカッコイイ軍艦に乗りたい!というワガママでは無くて、「軍艦というものは海外の港に入港すれば、それは船の存在が日本国そのものであって、市民は船を見に来るし、vipを船に招待することも多い。外交艦の役目を果たす軍艦はその容姿も端麗である事が望ましい(ただし安全が許容できる範囲で)」とのこと。
・無人陸上機:将来の陸上用無人機の研究のためのテクニカルデモンストレーター。特に決まった将来用途があるわけでなく、あくまでコンセプトモデルの一環、とのこと。ステレオカメラとレーザーレンジファインダを用いて、自分で障害物を避けながら昼間の舗装路を60km/h、昼間の未舗装路を30km/hで走行が可能。操縦は自動車シミュレーターの様な模擬運転席の仕様と、ヘッドマウントディスプレイにジョイスティックの仕様との2種類を設定。有人用の運転席もそのまま残っているので、人が運転することも出来ます。
ところで、何故ジムニーなのか?と質問したところ「そこそこのサイズで四輪駆動、ミニパジェロはモノコック構造だけど、ジムニーはフレーム構造なので改造が容易だから」との回答。
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■正直、○防のイベントって技術的な事を聞いても大体はぐらかされてしまうことが多いので、今回のイベントも写真だけ撮ればいいやみたいな感じで、グダグダな時間に出かけたのです。ところが会場に入ると解説員の方が、1聞くと10返って来る、位の感じで話をしてくれて写真を撮る暇が無いくらいのムード。遅い時間に会場入りしたことを大変後悔したイベントでした。関係者のみなさまお世話になりました。
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