どうもご無沙汰しております。もう冬コミから一ヶ月とか、あっというまでございます。お知らせです。
2月5日(火曜日です)、新宿ロフトプラスワンで行われる「マツド・サイエンティスト・ナイト2 〜ART of Spacecraft〜」に出演させて頂くことになりました。宇宙機エンジニアである野田篤司さんやデザイナーである山中俊治さん、コスプレイヤーの秋『』さんに混じって「かっこいい宇宙機とはなんぞや」というトークをします。・・・というかすることになっているのですが、プレゼン資料も作ってるのですが、結局は出たとこ勝負みたいな感じでロフトプラスワンのイベントらしくどう転ぶかよくわかりません。関係者の方に事前に話を振った感じでは「カッコイイ宇宙船?、そんなの工学的に無理に決まってるじゃ無いか。はい終了」。という感じにはまずならないはず。
こういうイベントで絵描きさんがいらっしゃるのかはよく分かりませんが、絵描きに役立つ宇宙機デザインの成り立ちみたいなこともすこし会話のネタとして触れられたら良いかなと考えてます。萌について話して欲しいとのことですが、「擬人化デザインで黒ストにするか白タイツにするかは熱設計的にも大変重要で(キリッ)」ってかんじでいいのかな・・・ともあれ楽しい夜にしたいです。
18才以上の皆様、お待ちしております。
・ロケットまつり事務局
『2.5(火)「マツド・サイエンティスト・ナイト2」のお知らせ』
http://rocketfes.com/post/40319172747/2-5-2
・ROOFTOP
『宇宙を飛ぶ宇宙船や人工衛星にとって『格好良い』ってなんだろう?』
2.5(火)夜ロフトプラスワン開催「マツドサイエンティスト・ナイト2
~ART of Spacecraft~」
http://rooftop.cc/interview/130202161359.php
状況がほぼ固まりましたので改めて告知致します。
年末に行われるComic Market83には例年通り”teardrop”で参加します。
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12月29日(土) 東5ホール_ホ-30a「teardrop」
新刊:2012年を振り返るOrbitalpretty
2012年の雑多宇宙ネタについてのイラスト的な本。
A6コピー ¥200 (頒布はお一人様1部限定とさせて頂きます)
既刊:在庫処分的に色々
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・今回も新刊はコピー本ですが、製本量がかなり少な目です。
・なので夏コミ同様、頒布した内容はblogなどに後日UPします。
・今年一年、何とかコミケだけはと、コピー本体制に切り換えて
ミニマムレベルでの活動を続けて参りましたが、この様な状況で
続けても色んな方に迷惑ばかりかけてしまう上に、無理に本出し
ても自分が消耗するだけなので、身の回りの状況が改善するま
で、来年のイベントの参加を見合わせようと思っています。
衛星擬人化本の既刊は出来るだけ持っていくつもりですの
で、興味のある方は是非お立ち寄り頂ければと思います。
へかとん先生関係はこちら↓
*****************************************************************寒くなってきましたね、ちょいと体調崩し気味の寒さですが
今年の24日は劇場版けいおんのTV放映のおかげであた
たかく過ごせました(主にココロガー
2時間によによしっぱなしでした(*≧д≦)
C83冬コミ、新刊あがりました。ムギマンボウのカレーなる
生活その5天上天下唯が独尊編
サークル場所は
3日目(月)K-08b ヘカトンパンチ!!です。よろしくですよ~ノシ
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=32365178
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イベント情報を案内。
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・ComicMarket82 (東京ビッグサイト)
・8月12日(日)
ヒ-31a:「teardrop」
・新刊:「カラクリコ 3.0」
実在ロボット落書き本(非宇宙)
A6 コピー本 200円
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・新刊は実在ロボットを題材にした落書き本を持ち込む予定です。
事故がなければ出ます。イベント売りきりの少部数販売の筈だっ
たのですが数を間違えて倍、刷ってしまいました。倍刷ったところで
そのまま全てを搬入は出来ないので、山のような在庫は次回どこ
かのイベントに持ち込みます。
・既刊についても駐車場が取れない関係で搬入条件が極端に悪
いのであまり持ち込みません。COMIC ZIN、秋葉店様には店頭在
庫が少しあるようなのでそちらを使って頂くのも良いかも。
今年のCOMITIAは出展しません。
へかとん先生は
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・8月12日(日)
ト-01b:「ヘカトンパンチ!!」
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-とのこと。
それでは皆様お待ちしておりますノシ
飛鳥新社さまより「閃く脳の作り方」を頂きました。ありがとうございます。この本は皆さんにはもはや説明の必要もない、元「はやぶさ」プロジェクトマネージャ川口淳一郞先生が書かれた、今後の社会や人生を形成する上で必要な「飛躍を起こすのに必要な11のこと」について述べています。良き人生のバイブルとして、ご紹介させて頂きます。
--「閃く脳の作り方」 川口淳一郞/飛鳥新社---
■宇宙開発関係者の間で重要視される”95%”という数字。実はこれ、世界のロケット市場に於いて”優秀”とされる打上げ成功率。旅客機や観光バスが、20便の内の1便が目的地に着かないとすればそれは一大事ですが、ロケットの世界ではこれでも一流とされるのです。つまり宇宙開発とはそれほどにシビアな世界であり、そこで各国がプライドと何千億円もの予算をかけて戦うその歴史は示唆に富んだ濃密なエピソードが詰まっているわけです。その歴史をおうことはとても面白いし、意味のあることだと思います。
テクノロジーと巨額の予算を投入してのなりふり構わない国家同士の殴り合いのドラマ。たとえばミリタリージャンルとして1941年から1945年の出来事を何十年かけて追い続ける人々も同じ事を感じ取っているのでしょう。
どんなジャンルであれ、その歴史を追うことは意味があると思いますが、しきしまが宇宙ジャンルを推す最大のポイントは”情報へのアクセスが容易だから”。衛星のプロジェクトは最低でも一機100億円以上のお金が動き、関わる人員もメーカも膨大です。そしてそこまでのリソースを注ぎ込んでも、確実にその投資を回収できるかどうかは分からない。それほどの技術の修羅場を、技術論文や事故の報告書、そして「個人の発言」レベルまで一次ソースにアクセスできるジャンルは、(浅学でお恥ずかしいですが)宇宙開発を除けば他に見あたりません。だからこそその成り立ちに夢中になれるわけで、一方でその修羅場をくぐり抜けてきた人達には、ぜひその経験をアウトプットしてもらいたいと思っていたのです。そうした経験は何も宇宙開発に留まらず広く産業にも人の生き方にも役に立つはずです。
・・・はい、前振りのつもりが長くなりました。
・と、いうわけで今回の「閃く脳の作り方」は願ってもいないほどの人物がこれまた願ってもないテーマで書いてくださった本として、この本を企画してくださった飛鳥新社様には重ねてに御礼を申し上げたいです。
この本では、もちろん宇宙開発の記述もありますが、本筋としてはもっと外側の、生き方だったり社会の成り立ちだったりについてのヒントが川口先生の宇宙開発的な経験を通して語られています。私が面白いと思ったテーマをすこし並べると、こんな感じ。
・「宇宙開発と原発の共通点-アクセス不能」
・「最善を期待するのは最悪のリスクを背負い込むこと」
・「本当に”機が熟す”ことはあるのか」
・「鯛の切り身よりメザシになれ」
私個人としては「原発と宇宙開発の共通点」という工学的アプローチが大変に興味深くツボにはまりました。両者とも事故発生時に直接人間が手出しできない筈なのに、それでも原発は作業員が原子炉建屋に突入して手動で対応に当たる事を前提に作られている。という事。
川口先生が「震災後や原発」について語っておられるのは興味深いです。いまの日本はとにもかくにも見えないリスクにがんじがらめにされています。宇宙開発は失敗に対してとてもシビアです。一切の手抜きは通じず、些細な失敗であっさりと100億円の宇宙機を失うことがあり、それでいて電力業界のように莫大な資金力でマスコミを黙らせることも出来ません。
そうした修羅場を経験してきた川口先生が、様々な人生のリスクをどの様に”仕分け”していくのか、その方法論が一冊の本にまとまっていることは大変に価値のあることだと思います。”川口流 リスク仕分け”とでも言えばいいのでしょうか。世の中怖いことばかりだけど、怖がることに疲れてしまった人々には良いバイブルになるのではと思います。
以前、「断捨離」というライフスタイルがブームになりましたが、宇宙開発の現場で培った「決断の為のノウハウ」がまとまったこの本も、そうした人生の一助として注目される様になればよいと思います。
【おしらせ】星野書店近鉄パッセ店で販売を記念した川口先生のサイン会があるそうです。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/hoshinobk/sub2.htm
飛鳥新社様、素晴らしい本をありがとうございました。
現代萌衛星図鑑ではおなじみのへかとん先生の新しいコミックが出ます。
今回はへかとん先生のメッセージ込みで、まるっと新刊情報をご案内。
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お久し振りです、へかとんです
単行本でんしょ!の2巻が発売になりますので御報告をー
*一枚サムネとピクシブリンクつけてください
今回、なんと!月姫のコミカライズをした「佐々木少年さん」に帯を描いていただきましたーーーー!!!帯のコメントとかも佐々木さんなんですねーえへへー、デレデレ♪本当にありがとうございました!(`・ω・´)ゞ
5月27日発売のでんしょ!は全2巻となります鳥神さまとみはとたち、どんな結末を迎えるのか?確かめていただければ幸いです♪
あと各書店さんで購入特典がつくそうです!コミックZINさん、まんが王さんよろしければチェックしてみてくださいねー♪
ZINさんのほうのイラストでは、みはとが眼鏡娘さんにッ…!ソコの人、伊達とか言わないで!初期設定では眼鏡娘さんだったんですよっ
…ホントは入稿前に外そうと思って描いてたんだけど…知り合いの方に「眼鏡娘好きが眼鏡娘を描かないのはどーゆーことだ!」と指摘を受けてましてね【可愛いはッ…正義ッ…!】眼鏡娘さんは可愛いすぎるから仕方ないネ!.+:。(´ω`*)゜.+:。まぁ記念にー、ということで眼鏡娘さんクラスタの方も大目に見てやって下さいマセ(ペコリ
でわでわ、コミックのほうよろしく御願いします(*´∇`)ノシ
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<参考リンク>
「しずく」衛星の打上げの成功と、スペースX社/ドラゴン宇宙船の打上げのまさかのカウントダウン”0秒”アボートを経て宇宙週間もいよいよ終盤となりました。来週月曜日5月21日は金環日食が待っています。簡単に解説・・・というほど詳しくないのですが個人的勉強もかねてご案内。
今回、アストロアーツ様より金環日食プレスキット一式と月刊星ナビ5月号増刊「金環日食を見る」を頂きました。ありがとうございました。もう少し早くこのエントリーが作成できれば通販などのご紹介も出来たのですが、ご紹介が遅れて大変申し訳ないです。
では本題。そもそも日食とは太陽--月--地球が一色線に並ぶことで、太陽が月の後ろに隠れてしまうこと。このとき月の背後に太陽がはみ出しリング上に観測できることから”金環日食”と呼ぶそうです。今回この現象が大騒ぎになっているのは、25年振りの天体現象ということもさることながら、日本の人口の約7割が移動することなくこの現象を観測できる条件にあるからです。
食の開始は東京であれば5月21日06時19分。最大になるのが07時34分、食の終わりが09時02分。これを基準に考えると西の方が微妙に早く東に行くにつれて食の開始が遅くなります。安全のため道路から離れ、なおかつこの時間帯は太陽の高度が低いので東側が開けている場所での観察がベターです。
これほどの天文イベントでありながら、金環日食観測について語る人々は何故か皆さん、眉にしわが寄っています(特に私のtwitterのTLとか・・・)。それは観測対象が太陽であり、観測手段を一歩間違えると失明の危険が有るから。基本的には専用の日食観測プレートを目の前にかざした状態で観測すれば問題ありません(ただし1~2分を越えて見続けるのは良くないです)。
しかし知識の無い人がカメラや双眼鏡を持ち出してくると、リスクは格段に跳ね上がります。望遠鏡やカメラなどの光学観測機器とは別の言い方をすれば”光を集める”為の機械です。つまりヘタな観測では、一度は誰もが経験する虫眼鏡を太陽にかざして紙を燃やす実験、あれがそのまま自分の眼球上で再現されてしまいます。とにかく撮影したい。もしくは望遠鏡で高倍率での観測をしたい人は、自己流で挑戦するのでなく安全のための下調べを十分に行ってください。
以下観測のための注意点。
1:日食観測プレートについて
・日食観測専用の物を使ってください。一部粗悪品も出回っているとのことなので、事前に蛍光灯をプレートで観測して、ハッキリ蛍光灯の形の分かる製品(つまり光を通し過ぎる製品)は使わないでください。すすガラス、ポテトの袋、サングラス、黒い下敷き、カメラのNDフィルタなど、全てNGです。日食観測用のプレートも1~2分見たら、必ず1分以上休憩してください。
2:撮影/望遠鏡観測について
・自己流は厳禁です。観測プレートをかけていてもそのまま望遠鏡で太陽を覗いたら目玉が焼けます。カメラに専用のフィルタを付けた場合でも光学ファインダーを覗いてはいけません。
3:観測場所など
・運転中/歩行中に上を見上げ注意力が散漫になる人もいるでしょう。通勤時間で人も多いので事故などに巻き込まれないように注意してください。
細かい注意点は上記の<Astroarts>安全に観測するための注意点を確認してください。折角の天文イベントなんですからあまり口うるさい事言ってテンション下げるのもな・・・とも思いますが、視力を失ってからでは遅いのです。
※最後にノーリスク+道具無しでも出来る、こういう観測方法もあるんです→■ 。
最大食の継続時間は5分近くあるので、是非おためしあれ。
それではみなさま、良い観測を( ̄Д ̄)ノ
---<参考>---
・<消費者庁>日食観察用グラスの使用についての注意喚起(製品の確認結果)-pdf-
コミティアでteardropスペースにお越し頂いたみなさま、ありがとうございました。当日は会場の入りも多く、ペーパーラリーなどの企画も盛り上がったようで活気に溢れたイベントでした。私はあまりスペースを回る事面は出来ませんでしたが、ペーパー配布が多いとそれだけでも活気あるように見えて嬉しくなりますね。
■さて、唐突ですが5月18日(17日深夜)は第一期水循環変動観測衛星「しずく」の打ち上げが予定されています。衛星そのものはもとより、日本宇宙開発の悲願であった衛星商業打ち上げや、高機能化を目指して白く試験塗装されたH-IIA、A-Trainによる国際共同観測など今回の打上げは見所がたくさん。
さてらいこ.jpにて色々語っておりますので、お時間ありましたら是非みてやってください。
ではでは( ̄Д ̄)ノ