■5月5日のコミティアではteardropにお越し頂き、ありがとうございました。差し入れや御本もありがとうございます。それと一方で新刊が早い時間に無くなってしまい、無駄足を踏ませてしまった方には大変申し訳ありませんでした。teardropの一番古いラインアップであった火星探査機「のぞみ」本が無事無くなりましたので、「のぞみ」本は絶版扱いとなります、古い本でしたがお手に取って頂いた皆様、ありがとうございました(また何かのお祝いがあったら復刊したいと思います)。
「かけはし」衛星本は夏コミ以降オフセ化して書店委託をお願いしたいと考えてます。もうちょっとだけお時間を頂ければ。今回の表紙を手直しして上のイラストのフルサイズをpixivにも上げましたので見て頂けると嬉しいです。
「通信放送技術衛星「かけはし 」」/「しきしま」のイラスト
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=19139522
■そして今回の本題。以前からハイドロジェンスタジオLLC様で配信させて頂いているドコモのマチキャラ現代萌衛星図鑑ですが、CMページを新しくして頂きました。これまで「はやぶさ」のみでしたので「かぐや」「ひまわり」についても新たにご案内しています。毎回2頭身バージョンの三面図を新規に書き起こしたりして頑張っているので、皆様よろしくお願いします。サイトはこちら→『マチキャラ現代萌衛星図鑑』
■あとは最後に「だいち」の話を。4月22日に危篤状態に陥っていた陸域観測技術衛星「だいち」が5月12日10時50分、運用を終了しました。目標寿命の5年を越えたものの推進剤も余裕があり、まだまだこれからという話が出たばかりであったのに、その唐突な喪失は残念でなりません。5年間で650万シーンを撮影、世界中の被災地観測を行い重要な情報を各国に提供、その存在感はとても大きなものでした。東日本大震災では400シーンを撮影し、政府機関などに貴重な情報をもたらしています。
これまで短命で終わっていた地球観測衛星達の教訓を取り入れた「だいち」は5年もの間働き続けることが出来ました。そのお陰で”安定”して”安価”に”長期間”に渡るデータの配信を続けることが可能となり、国内における人工衛星のデータを利用のニーズの掘り起こしにも成功します。これまでごく一部の層でしか使われていなかった地球観測データを広く民間企業や市町村レベルの自治体で使えるまでに一般化させたのは「だいち」の重要な功績の一つでした。
復興する東北を見届けることなく逝ってしまった「だいち」。復興のひまわり畑を見せられなかったのは残念だけど、被災地の初動対処が落ち着くまで頑張って観測を続けてくれて本当にありがとう、おつかれさま。
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