月周回衛星「かぐや」は最後となる月面突入ミッションを成功裏に終え、その人生を終えました。残念ながらその最後は厚いカーテンの向こう側でしたが、海外では衝突発光の観測に成功したとのニュースもあります。現時点では日本語ソースが見あたらないので、紹介は見送り。
NHKのニュースではCGを使って突入の様子を説明しておりました。ああ、おしりから突っ込むんですね。よく考えれば「かぐや」はおしり周りにしかスラスタを配置していないので、減速をするとすればおのずとこの姿勢になるんでしょう。頭下げか頭上げかどちらの姿勢かによりますが、太陽電池パドルの展開監視カメラか、子衛星放出監視カメラかのどちらかが結構ギリギリまで月面の様子を捉えているかもしれません(現時点で根拠はないです)。NHKのCGではなんでか子衛星がついたまんまで、なんで今更こんなミスするんだととツッコミながら解説CGをみていたんですが、最後の瞬間がCGで流れたときの感傷は自分にとっても予想外に大きくて、ああそりゃ2年以上も彼女のケツを追っかけていたんだもんなあとしみじみと実感したのでした。
さて、「現代萌衛星図鑑」、いかがでしょうか?書評を拝見する限りでは受け入れられてるのかな、と胸をなで下ろしている今日この頃です。ウチが目指しているスタイルを的確にコメントしてくださる方もいたりして、なんというかやはり嬉しくありがたいです。まだ発売から数日しかたっていないのにあんな文字だらけの本を読破して書評をしたためてくださった皆様にはただただお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
amazonでの入手が難しくなっておりますが、それほどお待たせせず販売が再開されることと思います。ちょっとだけお待ちを。カットは「かぐや」、本文パートから。
※「かぐや」は頭から月面に落下したのだそうです。