すでに1週間経ってますけど、先週末、地球観測センターの一般公開に出かけてきました。正直展示物が頻繁に変わる施設ではないので、今年は解説員捕まえてネタの採取に重点を置こうと思っていたのですが、今年はなんか気合の入り方が違う(ような気がする)。たとえるなら、空をかける一筋の流れ星、スーパーだいちタイムといった趣です。
【だいち】
http://www.satnavi.jaxa.jp/project/alos/index.html
今年は陸域観測衛星”だいち”が撮影したデータがいろんな形で展示されています。そのデータの美しいこと楽しいこと。ああこりゃどっかの国が騒ぐよなあ。
”だいち”が日本上空を一航過するあいだに撮影した写真を繋ぎ合わせてパノラマにしたものや(上)、パンクロマチック立体視センサーで撮影した画像を飛び出す地形図(あの青赤眼鏡の奴、右の写真)に加工したものがあって、詳細な地形データが得られるという利点が、まあこれほどインパクトがあるものなのかと、正直目から鱗の体験でありました。
時間の許す限り解説員の方々と、ひたすらだいちトーク。謎部品の詳細が明らかになる瞬間というのは、やはり楽しいもの。一日費やして色々話を聞いて、ようやく”だいち”というキャラクターが頭の中で立ってきた気がします。
観測センターの展示室にも去年から手が入っていて、しきしまが大好きな改良型高性能マイクロ波放射計 (AMSR-E)の試験機が仲間入り(左)。かなり無防備な展示方法にハラハラしますが、ぺたぺた触れるのはありがたい話。上を見ると天井ギリギリで想像以上の大きさにメロメロ。
これまた恒例のクイズラリー、今年は”だいち”ペーパークラフトを頂いてきました。飛び出す地形図もすっごい欲しかったのだけど、手元に模型がないとやはり困りますしね・・・。市販しないかなあ・・・。
やはり話を聞く度に、色々と語りたいことはどんどこ増えていくのですけど、そーいうのがいつかちゃんと形になるといいなあと、こうして聞いて触って歩き回るたびに思うわけでした。
出きればちゃんと人に伝わる形で、可能なら人の心にまで伝わる形で。