コミティアが終わったあともなんだかんだで忙しく、部屋の中などはコミティアの修羅場のままなのですが、それでも本を読む余裕などは出てきました。タイトルを見て思わず手に取ってしまった「B‐29対日本陸軍戦闘機 」、なかなかに興味深いです。
ボーイングB-29。”戦場まんがシリーズ”を読んで育った世代としては、直接の関係はなくとも、なんというかこうトラウマというか、モヤモヤする存在であります。B29による本土空襲というと
「へっへっへ、今夜もJAPを十万人くらい天ぷらにしてやったぜ」
みたいなイメージが(個人的には)強いのですが、現実には勿論そんなことは無くて、防御火器を全て下ろしたり、昼間に中高度で攻撃をかけた上に日本戦闘機の空対空特攻に晒されたり、脱出しても現地住民に殺されたりと決してお気楽な作戦行でなかったことが分かってくる。
今の日本では本土空襲関連の書籍というと、戦時中に空襲の中を逃げ惑って幼少期を過ごした方々の記録というのが殆んどで、当時防空隊や防火隊に所属して空襲と戦ったという方の記録というのはかなりマイナーな部類でしょう。
それが更に空襲する側からの記録で、それなりに読みやすい形でまとめられている本というのは、なにげに珍しいです。
半世紀前、自分の住んでいた町の上空で行われた戦いの記録は、ミリ屋でなくとも抑えておきたいところ。
以前、衛星本の製作時に本土防空戦について調べてた事があって(結局ボツ)、・・・もっと早く買っときゃよかったなコレ。
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