帝都もすっかり暖かくなって桜も散った今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。GWに行われるコミティアについてのご連絡。当teardropの参加が確定しましたのでお知らせいたします。
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2008年5月5日 東京ビッグサイト
COMITIA84 東4.5ホール
ら-17a「teardrop」
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となります。参加される皆様よろしくお願いします。出し物は現在月軌道でぶいぶい言わせている月探査衛星「かぐや」解説本、「Orbitalpretty 6-bbm」を予定しています。多分コピー。あとは例によって既刊が2種類。メイド本とミネルヴァ本です。ミネルヴァ本は久しぶりの再販なので、情報のアップデートを少しだけしています。
原稿を描きながら先日借りてきたDVDを消化中。タイトルは「H-II ロケット8号機 失敗を乗り越えて」。これまでそれなりに右肩上がりだった日本の宇宙開発のターニングポイントとなったH-II8号機の事故。事故の原因究明と打ち上げ再開までのドキュメンタリー。短いながらもマイナーな映像が多くなかなかの見ごたえ。
予定通りにゆうゆうとソラを昇ってゆく8号機。しかし、女性オペレータの予定外の「MECO(メインエンジン燃焼停止)」宣言に始まる悲壮な展開。「MECO」「宇宙が丘レベルダウン!」「ああ、MECOでた」「姿勢角誤差が大きいです」・・・結局メインエンジンが途中で止ってしまった8号機は最後までリカバリーすることができず、指令爆破となったのでした。
ああ、もう、なんで、いいところでオペレーションの上にナレーションを被せるのかなあ・・・orz。
いまでこそ連続打ち上げに成功し明るい兆しの見えてきたH-IIシリーズですが、やはり過去には暗く辛い下積みの歴史があったのです。思い出したように貼ってしまう、ようつべにかなり早い時期にあげられていたメインエンジンLE-7開発時代の映像。エンジンを噴かす度にボカンと火が付く、そんな時代もあったねと。エンジニア達の妙に冷静な対応には驚かされます。