小惑星探査機「はやぶさ」が劇的な帰還を果たしてから、2年が経ちました。
当時「はやぶさ」地球帰還を前に、私の周囲でもみなさん思い思いの方法で「はやぶさ」を迎えるべく忙しく準備に動いておりました。私といえば帰還のネット中継番組に使うということでひたすらプラモデルをつくり、当日は宇宙科学研究所で一夜を過ごしました。
一応、「ウーメラ砂漠に行きませんか」というお話しもあったのですが、川口プロマネも相模原で指揮を執られているということなので、ならば自分も相模原で見届けたいと思ったのです。当日見学席とモニタを配置してのパブリックビューイングも併設されていたお陰で、相模原キャンパスの会場は大変に熱気に溢れていて、あのリエントリの時の会場の空気みたいなモノを自分で感じ取れたのはとても良かったなと思って居ます。こればかりはあとからblogを読んでも映画を見ても感じ取ることは出来ませんから。
結果が分かっている今であれば当然かも知れませんが、当時の「はやぶさ」はくしゃみするだけで死んでしまうような満身創痍の状況で、予定通りリエントリが出来るのかどうか、カプセルが分離できるかどうかもだれも確信が持てない状況でした。ましてやあんなにきらきらした最後を迎えるとは・・・。
会場はあまりに人が多くて、急遽会議室を片付けて第3特設会場を作るほどの盛況でしたが、あの場にいた人々はみんな、外野がどんなにわめき立てても、「はやぶさ」がどんなに満身創痍でも必ずかえってくると信じていた人達なんだなあと思うと胸が熱くなりました。
あれからあっという間に2年、思い返せば
・現代萌衛星図鑑
・「 「はやぶさたん」フィギュア
・「はやぶさ」携帯マチキャラ
・ 「はやぶさ」サウンドノベルアプリ
あとはシャッツキステさんのお茶会とか星ナビさんの解説記事とか、自分にしては仕事させて頂いたなあと・・・。普段は人語を話すのを忘れてしまうくらい会話のない生活ですが、この2年は、業種を越えて色んな方とお仕事させて頂きました。とても良い思い出です。