その瞬間を誰もが待ち望んでいた。
小惑星探査機「はやぶさ」は、ついにイトカワに舞い降りた。
たった三発の弾丸、足りない燃料、迫る帰還ウインドウ、がたつく体、友との別れ、険しい地形、その立ちふさがる障害の全て打ち砕き、彼女は自らの存在を歴史に刻み込んだ。
あの熱狂は過去のものとなり、彼女の冒険ももうすぐ終わりを告げる。しかし3億キロ離れたあの星に彼女の足跡は半永久的に残り続ける。それはあの瞬間、たしかに存在した21世紀の冒険の証なのだ。
--現代萌衛星図鑑 P103より抜粋--
あの世界中の宇宙ファンをも巻き込んだイトカワ沖海戦から4年が経ちました。2005年11月26日、小惑星探査機「はやぶさ」は小惑星イトカワへの2回目のサンプル採取ミッションを実施。立ちふさがる障害を乗り越えて見事タッチダウンを果たしました。しかし喜びも束の間、イトカワを離脱した「はやぶさ」はそのまま通信を絶ってしまいます。体から漏れた燃料が噴きだし、姿勢が保てなくなったのです。4年前の今日、11月28日は通信途絶しセーフモードに入っているであろう彼女との交信を再開しようと、運用チームによる必死の運用が行われている最中でした。
当時のプレスリリース
【「はやぶさ」のいちばん長い日】
http://www.isas.jaxa.jp/j/snews/2005/1128.shtml
翌29日には運用チームは「はやぶさ」との交信再開に成功しますが、12月9日には推進剤漏れによる姿勢変動が再発。2度目の通信途絶は翌2006年の1月まで1ヶ月、さらにそこから彼女の姿勢を安定させデータのやりとりが可能になるまでさらに1ヶ月以上も彼女と運用チームの戦いは続きます。この時帰還軌道に乗れなかった「はやぶさ」は2007年帰還をあきらめざるえなくなり、彼女は想定よりも3年も長い旅路を強いられることになるのです。
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さてさて、そろそろコミケ向け締め切りが危険水域に入ってまいりました。ぎりぎり余裕があるウチにお礼とご案内を。
はやぶさのニュースが報道されて以来の沢山のアクセス、ありがとうございます。同人誌はアキバblogさまにもご紹介頂きました。いつもお世話になっております。それと今回は恐れ多くもホリエモンこと堀江貴文さまから現代萌衛星図鑑の書評を頂きました。重ねてありがとうございます。
・あきばblogさま
http://blog.livedoor.jp/geek/archives/50940012.html
・六本木で働いていた元社長のアメブロさま
http://ameblo.jp/takapon-jp/entry-10397344256.html
最後に衛星擬人化本の在庫について。
・現代萌衛星図鑑:在庫品薄でご迷惑をおかけしております。在庫補充まで少々お待ちください。amazonさん以外の書店さんの通販はわりかし在庫あるようです。
・衛星擬人化同人誌:comicZINさまでの通販取り扱い分は終了。店頭分は少しあるかもしれません。手元に在庫はありますので、年末のコミケ、来年のコミティアなどでお手に取って頂くことも可能です。
以上、取り急ぎの修羅場前更新でした。
冬コミは、かぐや衛星本になります。
それでは!ノシ
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