★6月7日午前9時現在、「はやぶさ」は地球から283万キロの距離にまで接近しています。語りたいこともいっぱいあるのですが、いざ文字にしようとするとやはりなかなか難しいモノで・・・。三年前の悲壮感漂う船出が嘘のよう・・・とまでは行きませんが、当時のプレスリリースなどをみると感慨深いモノがあります。三年前、イトカワで死闘を繰り広げる「はやぶさ」への問いかけた質問の返事が返ってくるまで、往復で40分を要しました。それがいまでは20秒を切っているほどなのだそうです。
■話は飛びますが、夏コミ受かりました。三日目の東・・・だそうです。東館なんて何年振りかなあ・・・。かなりキツキツのミッションなのでいまから胃がキリキリします。
では今夜も参りましょう。10日で作る「はやぶさ」探査機_第五夜目。
★以前のエントリーにも書いていますが「はやぶさ」のキットは部品点数が少ないため組み立てるのは容易さと引き替えに、塗装となるとさまざまな困難が待っています。いりくんだ小さな部品を知恵と勇気で塗り分けなくてはなりません。そこで必要となるのが「マスキング」と呼ばれる手法です。つまり、塗ってはいけない部分にカバーを掛けることで、綺麗に素早く塗装をおこなうのです。家のペンキ塗りなどでも普通に行われる手法なので単語はともかく作業自体は皆さん一度は目にしていると思います。プラモデルの場合も、家の壁を塗るのと変わりません。ただ、異なることと言えばひたすらに小さいことだけです。
「はやぶさ」キットの場合、このマスキング作業は切っても切り離せません。真正面からぶち当たれば衛星本体の6面全てと太陽電池の表裏などなど、多分50カ所以上のマスキング作業が必要となります。もちろん筆でも良いのですが、今回の作例はへたくそなりに出来るだけ頑張っていきたいと思います。
【衛星本体のマスキング】昨日とりあえず黄色く塗った衛星本体を 部品ごとに塗り分けます。マスキングテープを細切りにしてこつこつこつこつ貼っていきます。
まず細いテープで周囲を縁取り、次に太いテープで全体を覆います。落ち着いてやればさほど難しくはありませんが、どうしてもどこかで油断してしまってマスキングの隙間から塗料をかぶったりしてしまいます。万が一はみ出たら、はみ出た部分を削ってリトライ。ただひたすらその繰り返しです。写真をみても、思いっきりマスキング漏れして変なところに銀色が乗っているのがわかります、・・・恥ずかしい・・・。
マスキングテープではなく、普通のセロテープでは駄目なのかと思うかも知れませんが、接着力の強いテープは塗料を剥がしてしまうので余りオススメできません。とはいえ、ほどほどに粘着力があり、伸縮性があれば代用できるものもあると思います。いきなり挑戦するのは無謀ですから、かならず何かで練習してからトライしてみてください。
あ、塗色ですが、とくに注記のない限り全てラッカー系塗料を使っています。黄色はクロームイエロー、銀はアルミシルバー。下地はベースホワイトを使っています。
【太陽電池パドル】前夜に下地を塗っているので今日は青を乗せました。銀+クリアーブルーは思った色が出なくて頓挫。結局、銀+クリアブルー+スモークグレー+レーシングブルーの重ね吹きで何となくそれっぽくしています。下地に置いた黒が上手く効いて、それっぽい雰囲気が出せたと思います。今回はそこまでやりませんが1ドットずつマスキングして6色ぐらいで塗っていけば結構理想的なモノが出来そうです。
太陽電池の素子が塗りおわったら今度は素子以外の部分(素子を貼っていない部分、パドルの地)を塗装します。実際の太陽電池パドルはハニカムの薄板の上に電池の素子が乗ってるのですが、板全面にべったりと素子が貼ってあるわけではありません。虫食いのように一部だけ欠けがあったりするのですね。コレを表現するととても格好良いので、めんどくさいですが頑張ってマスキングします。
1翼を丸々を一度にマスキングするとマスキング漏れが怖いので、パネル一枚ずつ計6回塗ります。ついでにパネルの地は、かなりのつや消しなのでフラットベース(つや消し剤)も塗ります。つまり全体で12回スプレー吹く予定。きょうは1/6だけマスキング出来た時点で時間切れです。
明日は衛星本体の塗装の続き。
細かいところを塗っていくよ( ̄Д ̄)ノ
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