というわけで今年も例によって「はやぶさ」ノベルの営業フェーズを展開しております。i-OS アンドロイド版 共々よろしくお願いします。 https://t.co/a629cqArqf
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
帰還から半日前「はやぶさ」今夜帰還を伝える宇宙科学研究所のカレンダー。http://t.co/HQ6WZJ9mpk この時「はやぶさ」が帰ってこられるかどうかなんて全然分からない状況ではありましたが、それでも400人程の見学者が集まり、彼らはその最後を見届ける事になるのでした。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
4年前の今頃、地球のすぐ近くまで帰ってきた「はやぶさ」はあらゆるところがボロボロ。電子機器は放射線で駄目になってるし、カプセル分離に使う火薬も、カプセルの耐熱シールドを切り離す火薬も賞味期限切れ。カプセルのパラシュートは畳んだ時間が長すぎて保障期間をとっくに過ぎています。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
※カプセルの中に搭載されているバッテリも保障期間切れでした。
だから、最悪「はやぶさ」はカプセルをお腹にかかえたまま分離せず落ちてくるかもね、という状況でした。カプセルが開かなくてもそれはそれで想定の範囲内。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
そんな状況化で、村から村へ移動するのに100km移動しなければならない辺境のウーメラ砂漠に取材班を派遣したNHKは本当にえらかったのだけど、実際には生中継でなかったばかりにもの凄いバッシングに晒される事になってしまうのでした。これだけは大変に残念な話。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
※当時「はやぶさ」のシューティングスターが観測できるかどうかは、かなりハイリスクな”賭け”だったのです。
「はやぶさ」帰還から四年が経って、しかも映画板で色んな記憶が上書きされかかっているのだけど、ウーメラ砂漠ってとてつもない辺境で回線が細くて現地がどんな状況になってるのかなんて、現地組のTwitterレポが一番早い(マスコミより早い)みたいな状況でした。動画中継なんてまず無理。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
カプセルの耐熱シールドはシャトルの30倍の熱防御能力を持ちます。再突入体の耐熱材自体機密も多く、これも絶対に回収しなければなりません。ところが「はやぶさ」ではカプセルが高度5kmで分離して耐熱シールドは砂漠の”どこか”に落ちます。シールドは電波を出さずレーダーでも追えません。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
※カプセルは「ヒートシールド(上)」「インスツルメントモジュール(サンプルの入ったコンテナとパラシュート)」「ヒートシールド(下)」の三つに分解する仕組みなのです。
んでは、砂漠の真ん中で直径40cmのカプセルの耐熱カバー(×2)をどうやって見つけるかというと、宇宙研には高層大気の研究をしている風読みのプロみたいな人達が居るのです。高度五キロのカプセルの分離位置から計算してシールドの落下地点を割り出し、回収を成功に導いたのです。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
ヒートシールドっていうのはこれ( http://t.co/PW0GaTgCy3 )。シールド分離には4つの火薬が使われるのですが、これが万が一不発の状態のまま残っていると危険なので、回収者は耐爆スーツを着て作業しています。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
以下にヘリコプターによるカプセル捜索シーケンスを示す。飛行ルートのログを見るといかに順調に捜索が行われたのかをうかがい知ることができます。夜間であり、カプセルのヒートシールドが高温である事から赤外線を使った捜索も並行して行われました。 pic.twitter.com/GsaOI5m6os
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
それにしても7年前に地球を出発した宇宙船がまもなく地球に落下するにあたり、その日付と落下地点がギリギリまで秘匿されたという当時のエピソードは十分にSFしていたと思う。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
回収された「はやぶさ」カプセルのアップの写真 (http://t.co/RVFTbw6Mcy )。注目すべきは中央奥上面にある切断された太いケーブル。これが「はやぶさ」とカプセルをつないでいたヘソの緒であって、母船「はやぶさ」の唯一形を残したまま地球に帰ってきた部品です。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
「はやぶさ」が最後に撮影した地球、今となってはストーリーを補強するアイテムの一つなのかもしれないけど、万が一カプセルの回収が失敗に終わっていたらこの写真が「はやぶさ」が地球に帰ってきたという数少ない物的証拠になっていたのかもしれないねえ(というかそれも見越していたんだろうなあ)。
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
「はやぶさ」の日の最後はやはりこの写真で締めよう。「はやぶさ」帰還おめでとう。そして「はやぶさ2」ミッションの成功をお祈りします。 pic.twitter.com/ceoAsyzzhM
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
四年前の思い出・・・スゴイ頑張ってプラモ作ってたな・・・ http://t.co/dRIWJKLMbX
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13
おはようございます。6月14日の朝にはやはりこれを見ないと落ち着かない。 昨夜「はやぶさ」帰還を伝える当時のニュース。 http://t.co/r9ZXta7HfS
— しきしま (@shikishima) 2014, 6月 13